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コッペリアあらすじ     戻る 

ACT 1
ある朝の出来事。コッペリウス(宮崎章夫)は脇に大きな本をかかえて帰ってきた。立ち止まり、何やらもそもそつぶやいている。この老人のたつ小さな街の広場の横に変わった家がある。窓には格子がはめられ、重そうな扉には大きな南京錠。これこそコッペリウスの家である。その反対側には、木造りの壁が明るい色に彩られた家がある。そこから出てきたのは街の人気者スワニルダ(宮崎公恵)である。彼女は同じ街に住むフランツ(武藤天華)という青年と恋人同士である。

コッペリウスの家の2階のベランダには美しい娘がいつも座って本を読んでいる。誰が話しかけても答えずただだまって微笑んでいる。フランツはこの娘が気になってしょうがない。なんとか話をしたいのだがスワニルダに見つかると大変な目に遭ってしまう。が、ある日彼一人になる機会に恵まれコッペリアに投げキスをしてみた。するとコッペリアは、彼にキスを投げ返すではないか。やった!と思った瞬間をスワニルダに見られてしまった。結婚しようとまで高まっていた気持ちを台無しにされスワニルダは怒って帰ってしまった。フランツが振り返ると街の若者達がやって来てマズルカを踊り出す。ひとしきり踊った頃に、市長さんが大きな旗を持ったお連れを率いて街にやって来ました。何でも広場に大きな鐘を寄付するとかで話がはずんでいます。小さい頃からお世話になっているスワニルダは挨拶に飛んできました。市長さんはスワニルダとフランツのことをよく知っていてまだ結婚しないのかとやきもきしています。スワニルダの様子を見て市長さんは麦の穂をふところから取り出しました。「スワニルダよ、これをフランツの耳元で振ってごらん。好きな人が振ると音が聞こえるという伝説があるのじゃ」2人は麦の穂を持って踊ります。果たしてフランツの耳に響いたのでしょうか?

日も暮れていき皆、家路へと帰ります。と、コッペリウスのお出かけです。フランツの姿を見かけたコッペリウスは2人に意地悪をしてやろうと考えます。フランツがこっそりとコッペリアにキスをするところをスワニルダに知らせてしまいました。怒ったフランツはコッペリウスに仕返しをします。振り回したり空中へ放り投げたりして帰りました。やれやれとコッペリウスが汗を拭いたときに家のカギを落としてしまいます。それを見ていたスワニルダはカギを拾い家の中へ忍び込みコッペリアに会いに行く決意をしました。友達をつれて家の中へ入りす。
フランツもはしごを持って2階のベランダから忍び込もうとするのでした。

ACT 2
家の中に忍び込んだスワニルダと友人達はコッペリアを探します。「このカーテンが怪しいわ」とそこにはいつものように本を読んでいるコッペリアが座っていました。スワニルダ達はあいさつをしましたが、返事がありません。「何かおかしいわね。」近寄ってよく見るとコッペリアは人間ではなくて良くできた人形だったのです。「こんな人形にキスしてたなんて」スワニルダは大笑い。するとそこへ真っ赤な顔をして怒っているコッペリウスが帰ってきました。みな一目散に逃げ帰ります。スワニルダは・・。コッペリアのいるカーテンに逃げ込みました。何か考えがあるようです。

すると、フランツがベランダから忍び込んできました。コッペリウスは捕まえて理由を聞くとコッペリア人形に恋をしているというではありませんか!コッペリウスは考えました。「こいつを使って私の夢を叶えよう。」フランツにお酒をすすめます。その酒の中には強力な眠り薬が混ぜてありました。フランツは立って歩くことも出来なくなり、眠ってしまいました。

とうとう時が来たのです。コッペリウスは自分の作った人形に魂を吹き込もうとしているのです。あのコッペリア人形に!
カーテンの奥から出てきたのはコッペリアの衣装をきたスワニルダでした。コッペリウスは気づかずせっせと実験に取りかかります。すると、コッペリア人形はまるで人間のように動き出すではありませんか。コッペリウスが感激したのもつかの間。スワニルダは正体をあらわし、フランツを起こして事実を知らせます。コッペリウスは裸にされたコッペリア人形に抱きつき悲しみに暮れているのでした

ACT 3
誤解も解け仲直りした2人は、市長さん立ち会いの下、結婚式をとりおこなうことになりました。祝福の宴のまさにその時、怒りを表にあらわしたコッペリウスが2人の間に割り込んできました。市長さんが尋ねると自分の作った人形を2人に壊されたというのです。初めは驚いていたスワニルダですが、よくよく考えればコッペリウスも実は寂しいんだわと少し同情心を抱くようになり、自分たちがもらった結婚祝いのお金をコッペリウスにあげてしまいました。思いの外優しくされたコッペリウスは改心し全てを許すことにしました。結婚のお祝いに子供達は花束を贈り、友人達は華やかにダンスを繰り広げるのでした。