NY

NYへ行ってきました

2009.1/9〜16
 

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ここ数年続いていたNY通いも今年は忙しくてあきらめていました。が、どうしても見たい作品があったので回りの人に少し無理を言って行くことにしました。
 
1月9日、関西空港からNW航空に乗り込みいざ出発。今回はラッキーなことにエコノミーが満席だとかでビジネスクラスにアップグレードしてくれました。昨年、アメリカによくいったのでマイレージをためていたところ知らないうちにシルバーエリート会員になっていたとかでその恩恵に預かりました。こんなこともあるんですねぇ。
 
関西空港からデトロイト経由ニューヨークJFK空港を目指します。
経由地デトロイトは雪が降っていました。そのため出発が1時間
遅れてしまいました。
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NYでの常宿はエンパイアステートビル近くのアパートメントホテル。設備は古いですが1泊150ドルと安いのが魅力です。NYはホテル代が高く普通200ドル以下で探すのは困難です。ここは日本の不動産会社が持つアパートでホテル形式を取っていないので安く貸し出しできるそうです。近くに韓国人街があり、安くておいしい白ご飯が食べられます。
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NY初日、今日は朝から雪が降っています。リンカーンセンターに足を運びNYCBのパフォーマンスを観劇。開演の2時間前に当日券を買いましたが、前から3列目の真ん中の席が取れました。アメリカ人は前もってチケットを買わないみたいなことを聞いたことがあります。今までも当日券が買えなかったことは、アメリカではなかったように思います。
 
この日の演目は『コッペリア」。実は、今回無理をしても見たかったのはこの作品です。先日、第5回の公演が終了しましたが、次回はこの「コッペリア」をやりたいと思っているのです。この作品は、NYCBに長く貢献したジョージ バランシンの振付けによるものです。1974年に初演されたこの作品を僕はバレエ団時代の先輩に教えてもらい、もうすり切れそうな映像のビデオを見せてもらったことがあります。それ以来いろいろな「コッペリア」を見ましたが、このバランシン版をどうしてもこの目で見てみたかったのです。舞台セットはパステルカラーに統一されいかにもアメリカのバレエという感じです。ダンサーはよく訓練されていますが、クラシック作品を見るときアメリカ人のマイムに少し違和感を感じることがあります。日本人ならそういうリアクションはしないよなぁと思うところが少なからず出てきます。国民性のちがいなのでしょうか? マイムはともかく、スピーディーに動くアメリカンバレエはそれなりに見応えがあります。
 
滞米中、3回「コッペリア」を3人の違うキャストで見ることができました。僕は2回目に見たスワニルダが一番印象に残っています。まだ19才というソリストの彼女ですが、そのボディコントロールは素晴らしく、またマイムも他の二人とは少し違い僕には好感が持てました。同じ演出でも主役が代わるだけでこんなにも印象が変わるものなんだなぁと驚きました。
 
今、リンカーンセンターは大幅な改装工事をしていてアリスタリーホールが来月新装オープンするそうです。この劇場僕が初めてNYへ来たときこの劇場で踊らせてもらった劇場です。15~6年前になるでしょうか?その当時を思い出します。それ以来、NYのエンターティメント性に感激しNY行脚が続いています。
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「コッペリア」観劇の合間に「ビリーエリオット」というブロードウェイミュージカルを観ました。1984年、イギリスで当時のサッチャー首相により炭坑が閉鎖されるのに抵抗しストライキしている家庭の男の子が主人公です。彼がボクシングの練習をしていたジムでバレエの練習もしていました。そのバレエの先生にそそのかされ渋々バレエを始めるのですが、次第に才能に花開きロイヤルバレエ団に入るというストーリーです。主役の男の子はわずか11才。バレエはもちろん歌も歌えるしタップも演技も素晴らしい。そんな子が3人いて、順番に日替わりで出演しています。バレエ教室の生徒は7才から12、3才くらいでしょうか?12、3人の女の子がそれぞれそれは個性豊かに演技し踊っていました。この年代でもこれだけできるんだと感心していました。日本人であろうがアメリカ人であろうが才能にそんなに差があるとは思いません。
その子たちのブロードウェイで踊りたいという熱意が伝わってきました。
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「Alter Boys」というオフブロードウェイミュージカルも見ました。出演者は5人、舞台上に演奏者が4人いて特にセットらしいものはありません。そう広くはない舞台に20代の若者たちが動き回ります。1時間30分休憩なしの舞台でしたが、そのエネルギーは止まることなく観客に向けられています。NYにきていつも思うのはこのエネルギーのすごさです。僕も舞台人としてこのエネルギーは忘れてたくないといつも思っています。
 
アメリカでの生活は結構規則正しいです。時差ぼけも残っているので6時頃起きます。まずコーヒーを飲みながら今回は夏の発表会の台本を書いていました。
朝食はベーグルとサーモンを練り込んだクリームチーズ。それにゆで卵一つ。支度をしてレッスン場へ向かいます。10時から1時間半のレッスン。レッスン代は15ドルから18ドル。レッスンの前に払います。どこのレッスン場へ行っても日本人が必ずいます。
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Farewayというスーパーマーケットの3Fに「ステップス」というスタジオがあります。
 
レッスンを受けて一度アパートに帰ります。昼食はテイクアウトで部屋で食べるか吉野家の牛丼。普段、日本にいるときは滅多に口にしない牛丼ですが、NYにくると必ずここへよります。今回も2回お世話になりました。それから部屋で休息。本を読んだり、台本の続きを書いたりします。夜の舞台はだいたい8時からなのでそれまではゆっくり過ごします。
劇場までは地下鉄を使えば30分もかからないので7時過ぎにアパートを出ます。舞台が終わると10時を回っています。また、地下鉄で帰り、近くでテイクアウトとして
部屋で夕食です。こんな生活を繰り返していました。観光には興味がないのであまり出歩きません。でも、レッスンだけでは運動不足になるので昼間は部屋をでてかなりの距離を歩きます。そのときに街の様子を観察するのが楽しみの一つです。ただ、冬は寒いのが難点。帽子と手袋は必須です。今回は特に気温が低く、零下1度から寒い日は零下5度という日もありました。雪の日もありとにかく寒かったです。

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NYのエネルギーを充電して、また新たな気持ちでレッスンにのぞみたいと思います。今年も1年、よろしくお願いします。

2009年1月19日
宮崎章夫