Untitled

公演雑感

第5回公演「ラ・フィユ・マル・ガルデ」無事終演いたしました。
関係者の皆様には、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
 

12月26日(金)
いよいよ舞台稽古の日。すでに稽古場ではある程度の仕上がりになっていますが、舞台経験の少ない子供達にはこの日は特別な意味を持っています。
当然のことながら教室と舞台の広さがまったく違います。教室では十分歩いて間に合っていたところが、舞台では走っても間に合わないなんてことはよくあります。舞台装置もあり、小道具もありでそれに慣れるのに時間を要します。
IMG_0719.JPG1幕のリーズの家 
舞台の上では、通常の倍は足に負担がかかります。すでに何ヶ月ものリハーサルで出演者の足はギリギリの状態です。捻挫をしてまだ数日しか経っていない子、肉離れがまだ十分に治りきっていない子、インフルエンザにかかった子、その内幕は結構シビアです。それでも、舞台に出演すると決めた限りは泣き言は言っていられません。実際生徒の皆さんはたくましくなりました。そんなことで弱音を吐く子は一人もいなくなりました。
 
教室でのリハーサルでなかなかうまくいかなかった事が二つ。
2幕の見せ場の一つ、リボンのシーン。8人のソリストがリーズとリボンでみせるシーンです。リボンを渡す子とソリストとの連携がなかなかうまくいきません。なんとか出来るようになりましたが、本番に一抹の不安をかかえたまま次に進みました。
もう一つはグランドチェーン。9人の男女がお互い逆方向にジグザグに円形で交差するところです。稽古場ではなかなかうまくいかなかったのですが、リハーサルでは一回で通りました。しかし、これもまだ心配が残ります。
 

12月27日(土)
いよいよ本番当日。会館へ向かいます。僕が付いた頃はもう子供達のメイクが始まっていました。
IMG_0707.JPGリハーサル室でのメイクの様子 
基本的に中学生になったら自分でメイクをします。小学生の間から少しずつ自分でメイクが出来るようにトレーニングしています。
 
IMG_0713.JPGレッスン前の風景 
IMG_0712.JPG 
11時から、舞台上でレッスンが始まりました。舞台の上でレッスンする
のは、なぜかみんなが舞台にむけて集中できるような気がして特別の意味を持っているようなそんな気がします。男性も加わって大所帯でのクラスレッスンです。
 
 

リハーサル

レッスン終了後、すぐリハーサルの準備です。衣装に着替えて小道具を点検します。客席の明かりが消え、本番と同じように舞台は進行します。
昨日不安だったカ所も無事にスルーして時に問題のないままリハーサルは
終了しました。
 
IMG_0711.JPG男性の衣装 
リハーサルの終わった直後、僕のバレエ団時代の友人が楽屋見舞いに来てくれました。久しぶりの対面に喜びながらも、同じような立場で教室運営をしている友人として貴重なアドバイスをいくつか頂きました。
サンドイッチで腹ごしらえすると開場のアナウンスが聞こえました。

僕の役所は、シモーヌというリーズのお母さん役です。以前からやってみたかった役で今回念願かなっての初役です。実際、外国のバレエ団でもこの役は男性が演じることが多く、そこがコミカルさを演出しているのかもしれません。
IMG_0717.JPG母シモーヌ近影 
開演前の慌ただしさが楽屋前をつつみます。
舞台監督さんから10分押しの連絡が来ました。どうやら駐車場が混んでいるらしいのです。う〜ん、これは次回何とかしなければと相談していると、市役所の駐車場が土日であれば職員用を借りることが出来ると聞きました。しかも80台分! それなら早く言ってくれればいいのに・・・。
 
そして、開演です。
IMG_0714.JPG各方面からいただいたお花 

そして本番

開演のベルがなり、客席の明かりが徐々に暗くなっていきます。カーテンの裏では、緊張した子供達がセットの裏で待機しています。
IMG_0718.JPGこの門の後ろに子供達がスタンバイしています 
 
ロイヤルバレエ団では鶏の踊りとして有名な曲から始まります。今回は、この曲で子供達の踊りです。最初のお芝居のシーンから踊りまで約4ヶ月の練習期間を要しています。
そして、リーズの登場。公恵先生は、一番最初にあげるアラベスクが一番緊張すると言っていました。そしてコーラスとの踊りがあり、私母シモーヌが2人の間に入ります。コーラス役の青木崇さんとはこれが初共演。でも、初めてとは思えないくらいスムーズにお芝居ができます。さすが、プロは違うなぁと感じました。
女の子、男性ゲストも合流して舞台は進みます。
 
2幕に入ると、公恵先生が体の不調を訴えます。なんでも踊っている最中に足がけいれんしてきたようです。今回公恵先生は、かなりダイエットした上
本番前にあまり食事が取れなかったようで、寒さもありそれが足にきたようです。しかし、舞台が進行する中そんなことは言っていられません。周りの私たちはただ祈ることしかできません。とにかく最後まで舞台を勤め上げるのが舞台人です。本人のなかでは納得がいかなかったようですが最後まで踊りきりました。 

打ち上げは楽屋で行いました。狭い空間でしたがみんなとの一体感が生まれいい打ち上げだったように思います。生徒から男性ゲストへの質問コーナーなどを設け、私も知らなかった男性ダンサーの秘密?を知ることができました。特に興味深かったのは、「今まで演じてきた役で苦労したのはどんな役?」という質問でゲストの男性が真剣に子供達にその経験を披露してくれたことです。当たり前だけどみんなそれぞれに真剣に舞台に取り組んでいるんだなぁと感心ひとしきりでした。
 
見に来て下さった方にも好意的なご意見をいただき感謝しております。皆様にまた見に来たいと思って下さるような舞台作り目指して生徒一同取り組んで参りました。次にはさらなる飛躍を目指して練習に励んでいきたいと思います。今後ともどうかよろしくお願いします。
 
宮崎バレエスタジオ
宮崎章夫
 
 
IMG_0720.JPG公恵先生と本番前に 
 
HOME